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ペンプロッタとレーザ彫刻機を作る(2) -操作パネルを自作する-

前回からだいぶ間が空きましたが、今回は操作パネルを作製していきます。所々写真が抜け落ちています。

一度制御盤のような操作パネルを作ってみたいと思ってたんだよね。てことでスイッチをたくさん詰め込んで作っていく。

◆操作パネルの仕様

操作パネルは下の図面のような感じで作っていく。
機能は書いてある通りで、詳細は次回以降書いていくと思う。

◆操作パネル作製

操作パネルはアルミやアクリル板が多そうだけど、MDF板が余ってたのでMDF板で作りました。

木材加工

400mm×120mmのMDF板に図面通りに穴をあけていく。
そして、穴をあけた後の写真は撮り忘れた。

部品組付け

そして部品を取り付けた写真がこちら。なかなかいい感じではないでしょうか。
MDF板の表面はリメイクシートを張ってます。四角いスイッチはomronのスイッチを使ったんだけど、ひとつ1000円くらいで高かった。非常停止スイッチは中華製の謎のやつで、すべてプラスチックでできている。押した時の接触が微妙。
ボリューム部分の銘板(銀色のやつ)は後で作って入れ替えようと思います。



◆おわり

今回はここまで。
配線がまだですが、基板作成時にまとめて配線しようと思います。
次回、「制御基板はどうする!?」です。
気長にお待ちください。

Gコードのプレビューについて

Gコードもgrblについての記事もまだ投稿していませんが、grbl用のGコードを3Dで表示するための方法を2つ紹介します。

NC Viewer

NC ViewerはWeb上でGコードの確認が手軽にできます。画面右のテキストエディタに打ち込まれたGコードがプレビューされ、ステップ実行や再生で動きも確認できます。
grbl用のGコード(.nc)も直接開くことができ、特に設定もいらず、直感的に操作できると思います。

  • マウス左クリック:画面移動
  • マウス中央クリック/マウスホイール:拡大・縮小
  • Ctrl+マウス右クリック:スピン
  • 画面下のBackplotter Settingsで色々と表示を切り替えられます。適当に押してみればどんな内容かわかると思います。

ncviewer.com

 

NCVC

NCVCは有名なフリーのCAMソフトです。使い方は調べるとたくさん出てきます。
grbl用のGコード(.nc)は直接開くことはできませんが、拡張子を(.ncd)などに変更すれば開けます。あまり使っていないので詳細は分かりませんが、grblと組み合わせて使用している人もいるようです。

 



短いですがここまで。

ペンプロッタとレーザ彫刻機を作る(1) -はじまり-

この物語は、ペンプロッタとレーザ彫刻機を作るまでの過程を記録したものである。ノロノロ更新ではあるが、grblの使い方やGコードについて学んで行こうと思う。

 

その昔、ダヴィンチJr.という3Dプリンターを持っていました。ほとんど使っていなかったので状態は良く、まだまだ使えていたけど、フィラメントが専用だったりフィラメントの供給が安定しなかったり動作音が大きめだったりしたので解体しました。売るという手もあったけど、大して値段がつかず、送料も高いので、一部部品を流用してペンプロッタとレーザ彫刻機として再利用しようと思います。

というわけで分解した写真が下になります。

解体されたダヴィンチJr.

XYZステージとステッピングモータとリミットスイッチ以外は再利用しないので取り除いてます。外装は結構場所をとるので全部破棄しました。

ダヴィンチJr.のフレームは20×20のアルミフレームで構成されており、別途アルミフレームを追加することでスマートな外装にできそうな感じでした。最終的にプラダンを張り付けて終わりにする予定です。

ここにArduinoとCNC SHIELDを追加してgrblで各軸を制御します。grblについては、後日まとめられたらいいな。

 

とりあえず今日はここまで。
次回、「操作パネルを自作する」です。
気長にお待ちください。